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チケットキャンプの利用拡大と急成長は世の中にどんな良い影響を与えているのだろう?

チケットキャンプのテレビCMが始まって久しいですが、未だにこのサービスの社会的存在意義が分かりません。だから今日はその存在意義について誰か教えてっていう話。

 

チケットキャンプとは

チケットキャンプ、略してチケキャンはチケットのC2C取り引きプラットフォームです。カタカナで書くとそれっぽいですが、要はネットのチケット転売サービスです。昨年くらいから積極的にテレビCMも始めています。
 

チケキャンの成長推移

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http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1225019

2013年にサービス開始したのですが、2年後の2015年には月間流通額が30億円になっています。上の画像はmixiが買収したときのIR資料です。2014年末でも急激に成長していますね。縦軸が記されていないので誇張されている可能性はありますが。とはいえ、たった2年で月に30億円もの売買が行われるプラットフォームになったんですね。素直にすごい。売買によって双方から手数料を5%徴収する仕組みだそうです。つまり月間収益は3億円ってとこでしょうか。年間収益は36億円。ここからコストを引いていくら残ってるんでしょうかね?
 

しかし存在意義が分からない

しかしチケキャンの社会的貢献度が分かりません。資本主義では利益を出せば出すほど社会貢献度が上がるのが普通なのですが、このチケキャンは大きくなればなるほど社会は良くなるのでしょうか?僕はそうとは思えません。
 

実際に問題になっている

そもそも転売目的のチケット購入は違法行為です。このチケキャンは違法行為を補助している可能性もあります。例えばジャニーズやももクロなど転売禁止を明言しているチケットもあります。購入した本人以外は使ってはダメなんです。(この縛りに法的拘束力があるかは別として)それだけ購入することが困難だからの処置なのでしょう。しかし、チケキャンは転売禁止のチケット売買を禁止するどころか、チケキャンで買えますよという宣伝をしていたようなのです。

有り得ないでしょう。いくら利益率が高いビジネスモデルだろうと、いくら高い成長率だろうと、社会貢献度が低いサービスではダメです。調べてみると、チケットキャンプでは転売禁止のチケットに対する売買規制は定められていないようですね。
 
 

チケットの本人確認サービスが続々と

もはやこれは社会問題なんです。実際に生体認証を使ってチケットの購入者確認を行うなど、転売防止に向けた取り組みが活発になってきています。僕の会社にも本人確認システムの開発案件が上がってきています。それだけに、会社と一緒に成長!うぇーい!なんてのはダメだろ…って思うのですが、誰かチケキャンの社会的存在意義を教えていただけないですかねえ。僕の知らないサービスや仕組みがもしかしたらあるのかも?
 
おしまい。