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DELLのXPS13をタッチパネルWindowsタブレット端末向けの開発マシン・PCとして採用しました

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InfinityEdgeディスプレイ搭載XPS 13ハイパフォーマンスノートパソコン | Dell 日本

 仕事でWindowsタブレット端末向けのアプリケーション開発を行っているのですが、当初困ったのが開発PCの選定。通常のデスクトップアプリケーションとは勝手が違うのですが、選んだPCが今のところ満足なのでご紹介します。

 

デスクトップかノートか

僕はデスクトップパソコン派なので、当初デスクトップしか頭にありませんでした。しかし、CTOに「デバッグのときにタッチパネルのほうが良いのではないか?」言われて方針転換。タッチパネル付きのデスクトップはビギナー向けのイメージで、しかもスペックに対して割高な印象だったのでノートパソコンで探すことにしました。

 

DELLのXPS13

そこで選んだのはDELLのXPS13というパソコンです。この中でもハイグレードなやつを選びました。選んだのグレードのスペックは以下の通り。

  • 第6世代インテル® Core™ i7-6560U (4M キャッシュ, 最大 3.2 GHz まで可能)
  • Windows 10 Pro 64ビット 日本語
  • 8GB LPDDR3 1866MHz
  • 256GB PCIe ソリッド ステート ドライブ
  • 13.3 インチ QHD+ (3200 x 1800) InfinityEdge タッチ ディスプレイ
  • USB 3.0 x 2(1つはPowerShare対応)
  • メディアカードリーダー
  • ヘッドセットポート x 1
  • セキュリティケーブルスロット x 1
  • Thunderbolt™ 3/USB 3.1 Type-Cポート(兼用) x 1
  • CNC削り出しアルミ加工
  • Corning® Gorilla® Glass
  • ワイドスクリーンHD(720p)Webカメラ
  • デュアルデジタルアレイマイク

これで18万前後です。WindowsタブレットはSurfaceの独り勝ちで、開発用途でもSurface Bookという選択肢があります。こちらも中々のスペックで、もう1人のエンジニアはこっちを買っていました。しかし、スペックも価格もDELLのXPS13が優っていると思います。デザインも質感もXPS13のほうが良いです。

 

 

XPS13の良いところ

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A4サイズを感じさせない画面ですかね。非常にコンパクトで薄く、軽量なのですが、画面は非常に大きいです。特に僕の購入したグレードは、パネルがQHD+で解像度が3200 x 1800もあります。これはMacBook ProのRetinaを超える解像度です。そのまま等倍で表示すると文字もアイコンも見えなくなります笑。一方で写真はとても綺麗ですね。

また、ストレージもSSDなので起動が早いです。もともとWindows10は起動が早いのですが、このXPS13はさらに早いです笑。もはやスリープから復帰したのではないかと感じてしまうほど。Visual Studioもすぐに立ち上がりますし、ビルドもストレスありません。ノートでこの処理能力は流石ですね。文句なしです。

 

XPSの悪いところ

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画面が大きいと言っても所詮13インチです。解像度上げても文字が小さくなるだけです。このため開発用途で使うにはやはり別途モニタが必要になると思います。しかし、ここで問題になるのがその出力端子。このXPS13はHDMIもDVIもディスプレイ端子も持ちません。たった1つのThunderbolt3端子があるだけです。このため、僕はHDMI変換コネクタを別途購入して外部モニタ出力しています。Thunderbolt3って先進的すぎて変換コネクタやアダプタも少ないです笑。Amazonなら2000円くらいで売ってますが、1万円くらいするものが結構あって驚きますね。

 

AppleのThunderbolt Displayは使えるのか?

XPS13はThunderbolt3端子を有しているため、AppleのThunderbolt Displayを使えるのではないかと密かに期待していました。それでトライしてみたところ…

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ダメでした笑。というか、Thunderbolt Displayの入力端子がThunderbolt2でした。下位互換性がないので物理的に接続不可能です。Appleのホームページには2なのか3なのか書いてありませんでした。不親切やなー。最新機は3の可能性もあるわけで。

しかし、物理的に接続できても表示できない可能性大です。というのも、Thunderbolt Displayは接続先のパソコンと通信して電源を入れる仕組みなのです。このため、Windowsマシンでは接続してもモニタの電源を入れることができないそうです。MacBookのBIOSが必要だとか。なのでMacBookにインストールしたWindowsは表示できるそうです。11万円もするのにとんでもない製品だな笑。いやはや、普通は対応機種をできるだけ増やそうと考えるのに、あえて技術的な仕組みまで開発して制限するとは流石Appleといったところ。

 

DELLのXPSシリーズには12と15もあります。13はかなり良いマシンなので、どれにすれば良いか迷ってる方はXPSシリーズを検討してみてくださーい。

Dell タブレットパソコン XPS12 4Kモデル 17Q11/Windows10/12.5インチ タッチ/8GB/256GB

Dell タブレットパソコン XPS12 4Kモデル 17Q11/Windows10/12.5インチ タッチ/8GB/256GB

 

 

 

おしまい。